完成写真 陽の光と風と仲よくする平屋の家:その2 今治
なんとか陽の光と風を
北のダイニングに・・・ その2 : 今治
二間続きの座敷のある家
その2……5月13日のブログ その1 の続編
◆こでは具体的にどのようにしたかお話しいたしましょう。
◆住まい手の要望は、前回お話しした通り
お店番のためどうしてもお店とつながる北の位置に
DKが欲しいこと。
また家族が長男夫婦家族3人と長女及びご夫妻と
6人の3世代が同居するためLDKは家族が集まりやすく
また少しでも広く開放的にしたいこと。
また、本家に当たるため、
年に何回か30人以上の人が集めるため
いわゆる畳の続き間、座敷が必要とのこと。
しかも食事の準備のためキッチンとの繋がりも
使い勝手がいいものであること。
また代々引き継いでいるものも含め収納物が多いため
収納スペースを確保すること。
トイレは洋・和別々に欲しいこと。
そして平屋にしたいこと。
またどの部屋も明るくより開放的にしたいこと
そして何より
「健康的で快適な自然素材の家」にしたいこと 等々
それら必要な希望の面積を足すと結構な広さになってしまいます。
また、
既存の庭・池を出来るだけそのままに生かしたいとの要望もあり
家が建てることが出来るスペースはほぼ正方形のスペース。
大型で正方形の家というと、
通常どうしても家の中心部が外気に触れづれくなり、
ますます光と風が採りづらくなってしまいます。
◆そこで解決策として
建物の中央に空の見える空間・スペースを取り
そこから全室に光と風を採りいれることとしました。
家の中央コート:光と風の採り入れ口
コートと玄関ホールをつなぐ
左側のドアは洗面脱衣場につながり
湯あがりに直にコートに出ることが出来
夕涼みができるようにしている。
勿論 外部からは見えない…
コートとLDKをつなぐ
このアルミサッシも下記の障子と同じでフルオープンになり壁に収納している
コートと座敷をつなぐ
◆また出来るだけ上部にも窓を取り光をより部屋の奥まで入れることにしました。
窓を二段にしてより開口部を大きくする。
ただし西面には夏季の強い日差しを入れないため設置しない。
◆またそれぞれの室を建具(障子)で仕切る。
また障子を開けると部屋と部屋が繋がりより広く開放的になる。
しかもその障子は開放した時に壁の中に入ってしまう。
障子を閉めている状態
障子は左の壁の中の扉付収納部にはずさずに4枚収納している
障子をはずしているわけではありません
◆すべて開放できるものとしより部屋と部屋を繋げ
一体的な広い空間を創る。
各室の出入り口ドアも全て引戸とし常時開放できるようにしている
和室とダイニングの堺にも障子が設置されているが壁に全て収納されている状態
通常は開け放したまま
◆また障子の開閉によって、
その時心地よい空間の大きさを都度創ることができる。
こうすることによって視線の抜けも良くなり
より広々した空間を創る