新プロジェクト:庫裏・書院建替えⅡ in今治 仕口
新プロジェクト:庫裏・書院建替えⅡ in今治
”仕口”
現場打合せの時に職人技を拝見しました。
まだこの時点では刻みの途中ですが、
これは玄関の”かまち”部分の加工です。
”かまち”というのは玄関床から土間に降りる部分の床の先端の見切り角材。
どこの家にもついています。
ただ今回の”かまち”は単純にまっすぐではなく、
玄関が広いため、直角に折れ曲がったり45度で曲がったりと
少々複雑な形をしています。
そこでまっすぐな材料を通常通り取付のではなく、
折れ曲がりの部分で部材を繋ぐ必要があります。
しかも長年経っても隙間があくようでは困ります。
また勿論釘なども見せるわけにはいきません。
そこで今回のような複雑な材料の加工(きざみ)をしています。
この材を積み合わせた後、裏からくさびを打ち
材と材が自然に締まるようになっています。
大工さんの経験からくる仕事・わざ はすごいですね。