新居の家・健康志向の高い家

健康志向の高い家




健康意識の高い3mの大きなワークカウンターのある自然素材の家




この家は新居浜市の郊外の住宅地に建つお子様二人の家族4人のための住まい。
家族みなさんが空手を趣味としている何ともたくましいご家族。また卓球が大好き家族でもある。奥様はアレルギーもあり健康に対する意識がとても高く食べ物や建材において自然の素材をとても好まれ”健康にこだわった家”となりました。”健康的な家づくり”もかなり勉強をされその知識はとても高いものでした。私も健康的な建物づくりを専門としていますので健康に対する高い価値観が共有できとても嬉しく思いました。


住まい手からのメインの要望
  ・とにかく健康的であること
  ・家族の集まる場所はできるだけ広く開放的であること

そこで 仕上げ材には自然素材を中心に使い、断熱・気密性も高め、風通しのよい間取りとし同時に湿気対策を行い、ダニ等の発生を防ぐ工夫がしっかりおこないました。(もし健康的な家づくりに関心がおありでしたら書き下ろしのレポート「健康的な家づくりのポイント」 を差し上げます。HP問い合わせよりご連絡下さい。)
   
LDK+茶の間も含めた家族スペースの壁はできるだけ設けず、障子の開け閉めにより都度必要な空間の大きさに適合させるようにしました。家族一人一人が好きな時に、好きなことを、自分が一番居心地の良い場で過ごせる。でも家族全員は一緒に家族スペースにいる。家族とのコミュニケ-ションを大切にしながら・・・そんな家族の気配の感じられる空間構成としました。



劇的な再開。この住まいを設計するきっかけになったのは不思議なご縁だった。施主Kさんは何年か前に西条市で行った完成見学会に来られていた。その時も健康的な家づくりについてかなりの興味と高い知識をお持ちでしたのでとても印象的でした。その後2年ぐらい経った頃でしょうか。新居浜市内のお客様との打ち合わせの帰りの車の中で、今回の住まい手であるKさんの顔が”ふっと”浮かんだ。その後どのようにされているのかなと思い同じ新居浜市内なので電話を入れさせて頂いた。その時の話が驚いた。まさにその時ある工務店さんと契約を進めているとのことで明日にも契約をしようとしてるとのことだった。ただ今までの交渉の中で納得できなかったり色々なことが起こりとても不安で仕方なく、ここまで来てはいるもののこのまま契約していいものだろうかととても迷い悩んでいるとのことだった。「丁度いいところに連絡をしてくれました・・・」との再開からがこの家づくりの始まりでした。





建築場所    :愛媛県新居浜市 / 新築 / 専用住宅
延べ床面積  :155.07㎡ ( 46.90坪 )
構造規模    :木造2階建て  / 在来工法
仕様       :床・杉無垢板  壁:珪藻土塗  天井・珪藻土塗  塗料・自然塗料






健康志向の高い家







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健康志向の高い家








新居浜・健康志向の高い家

家族室スペース  茶の間も含め家族室スペースはかなり広い。茶の間もバリアフリーとし段差のない自由に動きやすくしている。茶の間とは障子を隔て空間を区切ることが出来る。その障子は開放時は全て壁に収まりすべて開け放つことが出来る。また天井までの高さとしているため垂れ壁がなくより開放的に一体的な空間を創ることが出来る。





健康志向の高い家

ご覧の通りタタミコーナーは完全にLDKと一体になり広い家族スペースを構成している。障子が天井までの高さとしているため垂れ壁がなく開け放した時のより開放的で一体的な感じを実感して頂けるだろう。天井には障子が走る溝が彫り込まれているだけ。スッキリとさせる。正面奥は洗面所。家族室から一直線に洗面所までの風の通り道をつくる。






健康志向の高い家







健康志向の高い家

キッチンからは常に外・自然が見えるようにより明るく開放的に家事ができるように配置した。







新居浜・大きなカウンターのある家

3mを超える大きなワークカウンター。掘りごたつ形式になっている。家族全員のためのもの。使いたい人が、使いたい時に、使いたいように使うカウンター。家族全員のお絵かき大会の時にはきっと大活躍する場所。







健康志向の高い家

天井までの建具で空間を仕切ること。また開け放した時の建具を壁面に収納してしまうことは開放した時により広がりと一体感を生む。建具の上に垂れ壁をつくらないことがポイント。見えるのは天井に建具を走らせる細いレールのみ。ただ落ち着いた和室の空間を創ろうと思うのであればむしろ建具の高さは低く抑え垂れ壁をつくり天井の高さも低く抑えることがより有効と思う。






新居浜・健康志向の高い家

新居浜・健康志向の高い家







新居浜・健康志向の高い家

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新居浜・健康志向の高い家







新居浜・健康志向の高い家








新居浜・健康志向の高い家
光を採りこむ工夫  家の奥の部分。家で一番暗くなる場所。何とか暗い部分をなくしたい。上部にトップライトを取り付ける。





新居浜・健康志向の高い家
トップライトを屋根に取付自然光を上から採りこむ。トップライトは面積が小さくても効果的だ。
新居浜・健康志向の高い家
夜はトップライトの部分に忍ばせている間接照明によって同じような明るさを保つ。間接照明を使うことにより空間の柔らかさが穏やかさが醸し出される。





新居浜・健康志向の高い家
一番奥のスペースは脱衣・洗面所でである。通常は今のように戸を開け放している。南側のリビングと直結させることにより一気に風の抜ける”風の通り道”をつくっている。洗面所の窓は二段にしており使用中下段の窓を開けることにより足元に風から風が入ってくるようにしている。なんとも気持ちいい。





新居浜・健康志向の高い家







新居浜・健康志向の高い家

玄関には下足入れのみならず大きな収納庫を合わせ設置。下まで収納は延ばさずに隙間を少し取る。そうすることにより空間に奥行を感じて頂けるようにした。






新居浜・健康志向の高い家

季節の緑の葉の模様をつける。まだモルタルが生乾きの状態で木の葉を置き上から押さえつけて模様を映し出したものである。自然の模様は美しい。





新居浜・健康志向の高い家
クローゼット内部  杉板をスノコ状に張っている。スノコの後ろのボード壁との間は1cmほどの空間を創り空気の流れをつくっている。素材も無垢の杉板なので自然な調湿効果がある。湿気対策である。主婦が良く使う水取象さんの、水の量が今までと全然ちがうと既に住まわれている住まい手さんからのお話である。すべての押入れ・クローゼット・物入はこの構造にしている。






新居浜・健康志向の高い家







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