光の採りこみ-01:密集地/天窓・ガラス床

”暗から明を創り出す” の具体的に行ったこと お伝えします。


この工事は既に完成していますが、完成写真は今しばらくお待ちください。



この住宅は今治市の中心市街地であるため東側の大きな通りに面する以外は

隣の建物が隣接しているために特に1階においては通常の窓からの光はほとんど期待できない。

そのために天窓の利用と建物中心部に光庭を設け光を採り入れることとした。



照明は1階・2階とも点灯していない。天窓・トップライトの効果が良く分かる。





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■親世帯 
2階・階段室上部に天窓設置。1階にまで光を届けるためだ。 ご覧のように光がシャワーのように降り注いでいる。





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1階・階段室 2階屋根の天窓の光がここまで届いている。 





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そんなに大きくない天窓なのに。。。 効果のほどは。。。すごい!





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1階キッチン奥 この建物で一番光が届かない場所に天窓設置。1階屋根。
まるで照明が入っているようだ。





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最も暗い部分に対する効果のほどが良く分かる。
一番光の届かないキッチン奥と1階階段部分。





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リビングの光庭に面しているところに小さな吹抜けを取る。






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吹抜け上部高窓から効果的に光が降り注いでいる。

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リビング吹抜け部高窓。光と風を採り入れる。








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建物中央に位置している光庭。
右側が親世帯部分。左側が子世帯。正面はつなぎの部分。





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■子世帯
中廊下の窓が面していない一番光が届かない部分。





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ガラス/風を採り分ける上下の窓
親世帯と子世帯をつなぐ廊下床に設置。





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2階床を通して1階のメインの玄関ホールに光を届ける。
正面は光庭

”暗から明をつくる” 如何でしたでしょうか。


今回のように街中でしかも隣の建物が隣接しており基本的に通常の窓から
光がとりづらい場合は 上から光を頂く ことはとても有効だと思います。

上からの天窓・トップライトからの光は小さな開口であってもとても有効的です。
ただ夏季に光が入り過ぎる場合、熱対策も必要な場合もあります。