今治:アジアンテイストの家

アジアンテイストのコアハウス風の家
愛媛県今治市の比較的中心部に近いところに位置。家族4人のための住まい。
この家の特徴は何と言っても敷地の形状が東西に細長くまた、南側の隣家が敷地境界線に迫っていること。そのために光と風をどのように採るか、またプライバシーを守りながらもより開放的に住まうにはどのようにすればよいかが一番の課題でありテーマだ。
また家族の集まる家族スペースには色々な空間を創りまたは繋げ、その時々で自分の一番心地いい場所で過ごすことが出来るようにした。
もちろん今回も出来るだけ自然素材を使い出来るだけ自然な風・光を採り入れ『健康的でエコで快適な自然志向の家』になっている。
建築場所 :愛媛県今治市 / 新築 / 専用住宅
延べ床面積 :130.15㎡ ( 39.37坪 )
構造規模 :木造2階建て / 在来工法
仕様 :自然素材 / 断熱・湿気対策 / 風の流れる家 /


外観・東 手前は全面駐車場。プライバシー確保のための板塀。

外観・南・東 片流れ屋根の組み合わせで外観に変化を持たせる。各屋根の軒を受け方る頬杖にもデザインし変化を持たせる。
外塀の裏には自転車置き場が隠れている。

外観・北 ほとんど平屋。主寝室を含め主な生活の場は一階。将来のために一階のみで暮らせるようにしたい希望。

外観・南 南に隣家が隣接しているため、建物中央をえぐり中庭とし光と風を入れる。


外観・夜景 玄関ポーチに隣接しての屋根付き外部オープンスペース。自転車置き場であったり時には子供の遊び場であったり、道路からは直接見えない部分。用途は色々。

外観・夜景


玄関 玄関収納を浮かせ、更に照明を入れ明るくさせることにより、限られた空間をより広がりを感じさせる。

シューズクローク 玄関の奥にはシューズクロークを設置。家族専用の玄関となっており、お子様が小さいため靴の脱ぎ履きによる散らかりを気にさせない。シューズboxの素材も構造用合板でつくり合理化を図れる。玄関との仕切りの開口部には今アジアンテイストの暖簾で空間を仕切っている。

家族室入口 開放的なリビングまでの廊下。 手前和室の障子が全開放できるように工夫。それにより常時開放にできるため、開放的な空間とする。また天井も屋根勾配に合わせ高くしている。

家族室 平屋ならではの屋根の形状に合わせた傾斜天井。天井に変化と高さを与えるとともに昇り梁・頬杖を見せ構造美も表している。また天井面には照明器具は設置せず間接照明で柔らかさを醸し出している空間をつくる。
正面の1.8mの独立壁の向こうには大きなカウンターを設置したワークコーナーがある。その右隣はダイニングになっている。
この家族室も色々なコーナーが有機的に配置されつながっている。自分の一番居心地のいい場所で、自分の好きなことを、好きな時に過ごせるように、しかも家族皆が一緒 にいるという感覚を持ちながら。

ダイニングとワークスペース・リビングとのつながり
ワークスペースの背後に目線の隠れる収納ボックスを築けることにより、ワークスペスでは全体と繋がりながらも落ち着いた空間と時間を過ごすことができる。

ダイニングとキッチンとワークスペースのつながり
ワークスペース
3m以上あるL字のカウンター。 ここでお子様全員が仲良くそろって宿題やパソコンができる。時には奥様のアイロン掛けスペース、時にはご主人の書斎、等々ここは誰のものでもない。 家族全員が好きな時に好きなことをするための場所。背面にはお子様の学習用品や奥様の趣味のもの、アイロン等それぞれ自分のスペースに必要なものを収納。

和室 シンプルに構成。照明で和モダンに。

ウッドデッキとキッチン・家族室とのつながり