現場報告◆ソ-ラー床暖の家:西条(旧東予市)
現場報告◆ソ-ラー床暖の家:西条(旧東予市)
前回報告は写真がありませんでしたので、写真報告です。
◇ソーラー床暖房の工事も順調に進んでいます。
簡単に順を追ってみましょう。
◇棟ダクト取り付け
屋根の板金下に作るトンネル内で太陽熱で熱せられる空気が流れ、それを採り入れるダクト(筒:横置き)黒くなっているい穴から筒にいれます。
この桟の上に直に板金を取り付けると空気の流れるトンネルができます。
その空気は太陽熱で熱せられ上へ上へと昇っていきます。
空気を採り入れる軒先の開口・防虫網を取り付けます。
棟ダクト内部。 ピンクの部分は断熱材です。
棟ダクトに集められた熱い空気を、棟ダクト及び屋根に穴を開け床下に送る機械(ハンドリング・ボックス)に送ります。この穴とハンドリングボックスとをダクト(太いパイプ)で繋ぎ、空気を送ります。
経ち下がりダクト: ハンドリングボックスから床下に暑い空気を送るためのパイプです。結構部屋うちで存在感を出します。今回は真っ白に塗装する予定です。
◆このとき大事なことは、それぞれの部分(トンネルや各ダクト)で空気漏れをさせないことが大事です。
そのチェックの為に先日煙試験を行いました。今回は屋根部分のみ行いました。
写真のようにダクトから逆に煙を屋根のトンネル内に送り煙が軒先以外から出ていないか確認します。
ご覧のとおり、空気の取り入れ口から、大量の煙が出てきました。それ以外の所からは漏れていませんでした。 合格。 ということです。 今後床下についても行います。
その後屋根板金上にガラスを取り付けました。
これは板金で温めた空気の温度を更に一気に上げるためのものです。
工事はこのぐらい進んでいます。
◆先日チョット感動いたしました。
上記写真のダクトから運転していないにも関わらず、今でも温めらられた空気がダクトから自然に出てきているのですが、それが外気温に比べてとても暑くなっているのです。詳しい数値は後日お伝えいたします。
今は冬より日差しがきついことを差し引いても、冬の運転時にかなり期待できること実感でき心ウキウキとなりました。
◆また、今回屋根の板金の色を一色ではなく二色にしています。
それは、太陽熱を利用する部分の色は熱を効率よく吸収するために”黒”
それ以外のところは”シルバー”として出来るだけ熱を反射することを試みました。
デザイン的には一色の方がいいとは思ったのですが、快適さを優先してみました。
◆今日、現場に行ったとき実際どうなのか直に手で触ってみました。(写真)
当たり前なのですが、だいぶ温度が違っていました。
二色を使い分けて正解と実感いたしました。