

新築の住いが病気の原因になっています。いわゆる「シックハウス」と呼ばれているものです。おそらくみなさんはこんな言葉を聞いても「私には関係のない話」だとか「特殊な人の話」というふうに思われるでしょう。でも、そんな特別な話ではないのです。
有名な住宅メーカーが建てたものであっても、名の通った工務店が建てたものであっても、安心は出来ないのです。もちろん新築に住んだすべての人が病気になるわけではありません。確率から言うと病気になってしまう人のほうが少ないのは事実でしょう。(※)
でも、きっとみなさんが思っているよりはかなり確率は高いと思います。きちんと意識して家を建てればその確率は非常に小さいものになるのに、この問題を「まあ大丈夫だろう」と考えてしまうのはあまりに危険な”ギャンブル”だと思います。
※アメリカの調査で人口の10%程度が、またわが国で行われたある調査結果では人口の7%程度が科学物質過敏症になっているという報告があります。
私達がこの「シックハウス問題」を知ったのは平成9年頃です。正直それまでは、ほとんどそれに意識することなく家づくりをしてきました。でもこうした問題があることを知り、情報を得れば得るほど家づくりに携わるプロとして真剣に取り組まなければならない問題だと感じました。それは私たちが提供する住まいが病気の原因になってしまうようなことは、なんとしても避けなければならないと強く感じたからです。
そこでこの冊子で「シックハウス」というものを、あなたに知っていただき、問題を避けるためにはどうすればよいのか、また具体的どのように対応すべきなのかをご説明したいと思います。
