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新プロジェクト:あさくらの家
新プロジェクト:朝倉の家 in 今治
<コンパクトな生活の出来る平屋>
◆敷地面積 : 375.66㎡
◆床面積 : 103.16㎡ (31.2坪)
今回のお客様は
もう3~4年くらい前になりますか。
私共で設計監理した住まいの見学会に初めて参加頂き、
以来、何件か完成するたびに実際の建物を
見学・体験され現在に至っています。
この家は今治市郊外の朝倉に位置した建物。
すでにお子様は社会人となり結婚もされ独立しておられる。
通常はご夫婦二人が住む家である。
そこで要望も大きな家でなくていい。
子供たちが帰って来るときのために一部屋予備室があればいい。
今後の生活を考えると
生活がシンプルにコンパクトに出来る家に住みたい。
ただ、のびのび生活が出来るようになればいいな。とのことでした。
そこで、”コンパクトな平屋” を提案。
また、間仕切り壁を完全に開放できる障子を活用することで、
よりのびのび出来る空間を創ろうとしています。
すでに地鎮祭も終わり現在基礎工事を行っています。
完成写真 陽の光と風と仲よくする平屋の家:その2 今治
なんとか陽の光と風を
北のダイニングに・・・ その2 : 今治
二間続きの座敷のある家
その2……5月13日のブログ その1 の続編
◆こでは具体的にどのようにしたかお話しいたしましょう。
◆住まい手の要望は、前回お話しした通り
お店番のためどうしてもお店とつながる北の位置に
DKが欲しいこと。
また家族が長男夫婦家族3人と長女及びご夫妻と
6人の3世代が同居するためLDKは家族が集まりやすく
また少しでも広く開放的にしたいこと。
また、本家に当たるため、
年に何回か30人以上の人が集めるため
いわゆる畳の続き間、座敷が必要とのこと。
しかも食事の準備のためキッチンとの繋がりも
使い勝手がいいものであること。
また代々引き継いでいるものも含め収納物が多いため
収納スペースを確保すること。
トイレは洋・和別々に欲しいこと。
そして平屋にしたいこと。
またどの部屋も明るくより開放的にしたいこと
そして何より
「健康的で快適な自然素材の家」にしたいこと 等々
それら必要な希望の面積を足すと結構な広さになってしまいます。
また、
既存の庭・池を出来るだけそのままに生かしたいとの要望もあり
家が建てることが出来るスペースはほぼ正方形のスペース。
大型で正方形の家というと、
通常どうしても家の中心部が外気に触れづれくなり、
ますます光と風が採りづらくなってしまいます。
◆そこで解決策として
建物の中央に空の見える空間・スペースを取り
そこから全室に光と風を採りいれることとしました。
家の中央コート:光と風の採り入れ口
コートと玄関ホールをつなぐ
左側のドアは洗面脱衣場につながり
湯あがりに直にコートに出ることが出来
夕涼みができるようにしている。
勿論 外部からは見えない…
コートとLDKをつなぐ
このアルミサッシも下記の障子と同じでフルオープンになり壁に収納している
コートと座敷をつなぐ
◆また出来るだけ上部にも窓を取り光をより部屋の奥まで入れることにしました。
窓を二段にしてより開口部を大きくする。
ただし西面には夏季の強い日差しを入れないため設置しない。
◆またそれぞれの室を建具(障子)で仕切る。
また障子を開けると部屋と部屋が繋がりより広く開放的になる。
しかもその障子は開放した時に壁の中に入ってしまう。
障子を閉めている状態
障子は左の壁の中の扉付収納部にはずさずに4枚収納している
障子をはずしているわけではありません
◆すべて開放できるものとしより部屋と部屋を繋げ
一体的な広い空間を創る。
各室の出入り口ドアも全て引戸とし常時開放できるようにしている
和室とダイニングの堺にも障子が設置されているが壁に全て収納されている状態
通常は開け放したまま
◆また障子の開閉によって、
その時心地よい空間の大きさを都度創ることができる。
こうすることによって視線の抜けも良くなり
より広々した空間を創る
完成写真 陽の光と風と仲よくする平屋の家:その1 今治
なんとか陽の光と風を
北のダイニングに・・・その1:今治
その1
ここのところブログのアップがなかなかしていませんでした。
失礼いたしました。 ごめんなさい。
さて、今回は昨年完成しましたが、
まだ完成写真をアップしていなかった住まいを紹介いたします。
では 建物の概要を少しお話させてください。
このプロジェクトは、南全面に既存店舗(2階建て)が
接続している住まいを解体し、住宅部分のみを建て替える
プロジェクトでした。
問題は住宅部分の南側全体が完全に既存店舗に接続しているため
南からの光が採れないことです。風が採れないことです。また
また、お店が見えるいわゆる奥様の店番のために
どうしても最も環境の悪い北にダイニング・キッチンを
配置する必要がありました。
既存の家のダイニングキッチはとても暗くなんとなくジメジメ感が
あり、決して心地よい空間ではありませんでした。
また家は大きいのですが、
間仕切り壁が多く視界が遮られ、なんとなく閉塞感があり、
開放的な空間ではありませんでした。
そこで
なんとか一日で一番長く過ごすダイニングキッチンに光と風を届け
同じ位置でも、今までと違う一番心地よい空間にしたいと挑戦しました。
また庭や池も広く美しくされているのに、
長くいる場所からはどこからもほとんど見えない状態でした。
そんなことから美しい庭や池も出来るだけそのままで取り入れ
また見えるようにしたいと思いました。
また隣接している”たんぼ”も視界に取り入れ、
より開放的にしたいと思いました。
条件は悪くても、なんとか陽の光や風が入り、明るく開放的な
心地よい家をつくる と 住まい手と共に決意しました・・・
具体的な方法は 長くなるので 続きは後日に・・・
現場報告:西条の自然素材の家8
現場報告
新プロジェクト:House-IY in 西条市
≪西条の自然素材の家8≫
◆この家は昨年春ごろから計画を始め、途中何回か設計変更をへて
今月末に完成の運びとなりました。
今回は市場の状況で材料が予定より間に合わなかったり、
希望のものが手に入りずらかったりと、
通常とちょっと違う、工事運びとなりました。
◆今回の家はほとんど平屋の形式で2階には一部屋があるだけのものです。
まだ完成には至りませんが、
現場シートをはずし概ね外観が見えてきましたので
現場報告することといたしました。
◆今回は見学会の予定がありませんので、
もしご希望の方は下記アドレスまでご連絡ください。
個別に説明しながらご案内させて頂きます。
ありがとうございます。
井上昌樹/㈱トス設計
完成写真:子供が走り回れる家
完成写真:子供が走り回れる家
こんにちは。トス設計の井上です。
先週の土日と完成見学会を開催いたしました。
お立寄り頂いたお客様。
また トスふれんず のみなさま ありがとうございました。
その一部をご紹介いたします。
全開放サッシにて家族スペース・和室・大きなウッドデッキ
をつないでいます。
ウッドデッキと家族スペースはバリアフリーです。
ウッドデッキの先は洗濯物干し場。
写真では分かりませんが庭も含めて奥さまの一番多くいる
キッチンから小さなお子様のいそうなところは全て見えます。
この大きなウッドデッキの手前、リビングから見えない位置は
物干し場にもなっています。またその先は洗面所までつながっ
てます。洗面所から直接洗濯物が干せる位置関係を創っています。
奥さまのたっての希望でした。
キッチンの目の前にワークカウンターを配置しているところが
ポイントです。
椅子が置いてあるところは収納の扉をあけるとその扉が簡易食
卓カウンターになっています。
自然素材の気持ち良さ。
間接照明が創るちょっとお洒落で柔らかな空間。
そんなものが少しでも伝われば嬉しく思います。
当日来れなかったけど、体感したい人。
ご希望でしたら、連絡下さい。
写真ではなく五感で感じるのが一番…! ですね・笑
メール下さい。
ありがとうございます。
井上昌樹/㈱トス設計