プロジェクト:だんだん畑に立つ家:玉川町

◆プロジェクト:だんだん畑に立つ家:玉川町

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この家は、緑多い、山間地である今治市玉川町に建つプロジェクトです。

この家の基本テーマはいつもの通り
健康的で快適な自然素材の家づくりです。

また、今回の家も小さく建てて大きく住むという
            子育て世代の生活空間づくりです。

敷地はだんだん畑の一角・中段に位置しています。
完成したら遠くから見ると丁度お雛様のひな壇上に建っているような風景になることでしょう…。

山間地ですので自然環境は全体的に良いのですが、敷地の南側は上に上にと”だんだん畑”が続いており、敷地南面には結構急で高い石積みブロックが積んであり、その上に畑がある感じです。

ですから南面の視線は一年中その石積みとややもすると、にらめっこということになります。

しかし、敷地西及び北面は視界が開けており、山々が見え一年の季節の移ろいを思いっきり楽しめる環境です。

ですから、この家は単に日当たり風通しだけを考え南面だけを従来通り大事にしていたのでは、決して快適な家づくりはできないものとなってしまいます。

そこで、一番眺望のいい北西方向を大切にした家づくりとなっています。
そには大きな開口部(まど)と、大きなウッドデッキを配し、四季折々の自然の移り変わりを生活しながら感じ、楽しめる工夫をしています。

またその開口は風が吹いてくる方向に計画的に向き合わせているため、中間期とう風が気持ちよく家の中を吹き抜けるようにしています。

このように非常に当たり前のことですが、家づくりでは、計画するに当たってまず敷地の自然環境を読み、どのようにそれを生活の中で活かし、楽しむことが出来るかを考え配置・プランを計画することがとても大事です。

これは自然が豊富な田舎の地であっても、街中であっても同じことです。場合によっては街中こそお隣とのプライバシーの問題やら、少ない自然を如何に取り込むか、いかに視線の抜けを取るかとか、考えなければならない大事な問題です。

そして従来の考え方にあまり囚われないことも大事です。
従来と違う考え方・視点を持つと、結果、従来と違う楽しく新しいあなただけの生活空間を手に入れることができます。

それは、あなたが「何のために家を建てるのか」ということにもつながってまいります…

つまり、
あなたは「あなたの夢(憧れの生活)を実現するために家をつくる」のですか?
それとも「家にあなたの生活を合わせる」のですか? ということです。

  北

他にもこの家には、特徴的なことが多く盛り込まれています。

住まい手に合わせた独特の生活収納スタイル・方法・スペースや奥様の動きやすい生活動線。

何と言っても、小さく建てているのに1階のとても広々とする(はず…)の、家族がみんな集まってきやすい場づくり等々。

追い追い詳しくお伝えします。

お楽しみに…

現在まだ実施設計中です…