完成写真:アジアンテイストの家

 完成写真: House-IK imabari
 
    
<子育て世代のアジアンテイストの家>
 

 この家は愛媛県今治市の比較的中心部に近いところに位置し
生まれたばかりの赤ちゃんを含め家族4人のための住まいです。

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この家の特徴は何と言っても敷地の形状及び隣家との位置関係です。
というのも東西に細長い敷地でしかも真南に隣家が敷地から
1
mぐらい
のところに存在しています。


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 それゆえ、いかに家の中に太陽の光を採り入れまた風が流れる
ようにすることが出来るかということが命題になりました。

 また隣家にとっても気になるような位置に開口部を設けない
配慮をする工夫を致しました。

 
解決策として家の南側中心に大きく凹の部分を創りウッドデッキ
としそこから、家族室全体に光と風を採り込みました。

 しかも凹の部分を逆に利用し風の抜ける板塀を設置し外部のどこ
からも覗かれない家族室の一部として空間利用を致しました。


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 それでは、内部をご紹介いたしましょう。

    
  
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■玄関 玄関奥は家族専用の靴脱ぎスペースです。
     玄関ホールの収納下部を開放し照明を設けることでより限られた空間に
     広がりを持たせることを致しました。



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■玄関奥に 土間続きで家族専用の靴脱ぎスペースがあります。
 玄関との境には、アジアン風の暖簾が取り付けられます。
 合理的に、下足入はオープンです。                                         



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■玄関ホールから家族室を見る
 少し狭い空間の先に広がりある空間を配置し 一層開放感・ゆったり感を演出。
 手前右側は和室スペース。障子を開放している状態。


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■家族室 右側は光と風の採り入口でもあるウッドデッキ。
       そこは完全に家族室スペースに取り込まれている。

   
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■家族室から玄関を見る。
 障子をあけると 開放的に和室スペースと一体的な空間になる。


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■一体となった和室 開放感は天井まで伸びている建具が効果的。


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■たたみスペース



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■障子を閉めたている和室とウッドデッキ。



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■障子を開放の状態


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■ダイニングよりスタディーコーナーを見る。


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■ワークコーナー:お子様の宿題の場であったり、家族全員でパソコンに興じる
             場であったり、時にはご主人の書斎の場・奥様の趣味の場
             家族が好きなように使える場。


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■ワークコーナーの背面にはソファーでゆっくりくつろぐ場
        でも繋がっている。


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■ご夫婦の寝室は1階にある。但し北側に位置しているため通常直日光は
         は入ってこない・・・


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■でもやっぱり朝は直射日光が気持ち良く入る部屋がいい。
       そこでロフト状に寝室を築けそこから光
・風を入れることとした。




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■2階子供室に面したルーフバルコニー(ウッドデッキ)
      そこから下をのぞくと1階のウッドデッキに繋がっている。


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■上から見たウッドデッキ。スペース的に出来ませんでしたが、ここに廻り階段を
   設置しウッドデッキ同士が繋がっていたら楽しいだろな と思います。


 以上報告させていただきました。
 
最後までご覧頂き ありがとうございます。

                             井上昌樹/㈱トス設計


追伸:
先月完成見学会を開催いたしました。
初日大雨だったにも拘わらず、多くの皆さまにご来場頂き

誠にありがとうございました。